三菱 ニューエアロスター
ブラックバスの歴史はここから始まった
2012年夏、南営業課熊野出張所に横浜市交通局から2台のエアロスターが導入され十数年ぶりに三菱ふそうの車が広電バスに加わりました。以降2014年まで継続的に各社局より導入が続けられ現在ではブラックバスの中でも最大勢力となりました。また2018年秋からはブラックバスのみならず広電バスの路線車としても初の広島エリアから呉エリアへの転属が発生、ますます目が離せなくなっています。
細かな特徴・違い
側面窓の桟やリアのライトの形状等元事業者によりいくつかに分類できます。全部で6パターンに別れましたので一つずつ見てみましょう。
横浜市営譲渡車
- 型式 KC-MP717M
- 中扉 4枚折戸
- ライト 小型
- 窓サッシ 黒
- ステップ ワンステップ
- 車イス 対応
ブラックバス最初期グループ。16-01,02は一貫して熊野出張所所属だが親となる営業所が
広島南から焼山に変更されたため社内コード1桁目が1から9に変更となった。
川崎市営譲渡車
- 型式 KC-MP317K
- 中扉 4枚折戸
- ライト 大型
- 窓サッシ 銀
- ステップ ワンステップ
- 車イス 対応→非対応
エアロスターでは最大勢力を誇る川崎市交車。2018年には廿日市出張所の2台が焼山及び
警固屋へ転属となり遂に呉駅前でも見れるようになった。しかし2020年8月より突如全車
スロープが使用停止となったため一転して各車運用に悩まされるように。
相鉄バス譲渡車
- 型式 KL-MP35JM
- 中扉 4枚折戸
- ライト 小型
- 窓サッシ 銀
- ステップ ワンステップ
- 車イス 対応
相鉄バス移籍車よりKL規制車となった。2台とも仁保営業所所属だが16-88は12号線から
4・7号線中心の運用になった。
京急バス譲渡車
- 型式 KL-MP33JM
- 中扉 引戸
- ライト 大型
- 窓サッシ 黒
- ステップ ワンステップ
- 車イス 非対応
先述のスロープ使用停止となった川崎MPを除いてブラックバスとしては最後のスロープ
非対応車として導入された一台。吉田から仁保へ転属した。
江ノ電バス譲渡車
- 型式 KL-MP35JM
- 中扉 引戸
- ライト 大型
- 窓サッシ 銀
- ステップ ワンステップ
- 車イス 対応
江ノ電バスからも移籍車が登場。両車とも運用が今一つ安定しない。
羽田京急バス譲渡車
- KL-MP37JK
- 中扉 引戸
- ライト 大型
- 窓サッシ 黒
- ステップ ノンステップ
羽田京急バスから来た扁平ことMP37が現在ブラックバスとして最後の導入となっている。
純正車との違い
県下初のノンステップバスとして97~8年に導入されたMP747が計8台市内3課で活躍していましたが2020年までに全車除籍となりました。同時期導入の広島バスと合わせた専用塗装&グライドスライド式中扉が特徴でした。